いろいろな方法で堆肥作り

堆肥作り堆肥作り

いろいろな方法で堆肥作り

家庭菜園やガーディニングをする際に、使用する堆肥はどうしていますか?
堆肥は購入してもいいですが、家庭菜園では毎年購入することになり結構な出費になりませんか?

実は、堆肥は自宅で、それも簡単な方法で作ることが出来ます。材料も、落ち葉や雑草、生ごみなど身近なもので作ることができます。

今回はいろいろ方法での作り方を紹介します。

まず、堆肥の作り方は知っていますか?

まだ作ったことが無い人は、ちょっとお読みください。

堆肥は簡単に作れます。でも、ちょっとしたコツや知識を知らないと、何をどう知ればいいのかわからないと思います。
そして、それを知っていれば簡単に作ることができます。

で紹介していますので、よかったらお読みください。

更にもっと詳しく知りたい人は、こちらを読んでください。

堆肥とは何?基本的なことを知る


そして、今回主題の作り方ですが、いくつかの方法があります。

方法といっても手順は「堆肥を作る6つの基本知識を知ろう!」で紹介していますので、ここでは、どうやって作るか、どんな容器で作るかを紹介したいと思います。

アイデア次第でいろいろな方法で堆肥を作ることができます。

堆肥作りに興味を持ったら自分のスタイルに合う堆肥作りをやっていくのもいいと思います。

今回は、自分がやってみた方法を載せてみたいと思います。

作り方の紹介

  1. 土中に埋める方法
  2. 野積みでの作り方
  3. コンクリートブロックでの作り方
  4. 木製型枠での作り方
  5. ごみバケツ・ペールでの作り方
  6. 段ボール枠での作り方
  7. 段ボール枠とビニール袋での作り方
  8. 段ボールコンポストでの作り方
  9. 土嚢袋での作り方
  10. 市販コンポストでの作り方

1.土中に埋める方法

これが一番簡単な方法ですかね。
水分が多い生ごみでもそのままでOKだし、落ち葉や雑草、収穫残渣、枯草なんでも大丈夫。
できたら、分解促進、栄養添付として、米ぬか、油粕、鶏糞は入れてもいいと思います。

メリット:とても簡単
デメリット:堆肥になるまで時間がかかる半年以上

方法

1. 穴を掘る
材料が全部入り、土を被せられるように掘る。深さは40cm程度が適度

2. 材料を入れる
材料を薄めに入れ、その上に米ぬか、油粕、鶏糞を振りかける、さらにまた材料を重ね。サンドイッチ層にする。生ごみを入れる場合は、下より上の方に入れた方が水分の関係でよい。

3. 土を被せる
匂い防止と保温のため上から土を被せる。

4. そのまま放置する
春先に行ったとしても、秋頃に堆肥になっているかいないかだと思います。
堆肥になるまでに1年くらい見た方がいい方法です。早くしたかったら、切返しを行ってください。

2.野積みでの作り方

野積みの方法は基本となるので、他にキチンと方法を記載しました
 この下の方法は「基本!野積みで堆肥を作る!」を参考にして作ってもらうとわかりやすいと思います

柵で作る堆肥作りもあります。方法は野積みとかわりません

3.コンクリートブロックでの作り方

コンクリートを積み上げて、型枠として使用する形です。
野積みより、枠があることで、保温力が高く、積み上げることが簡単になります。
また切り返しも、隣に同じように型枠を作れば、そこに移すだけで切り返しになります。

方法

1.コンクリートブロックを2段以上積み上げる
高くても5段程度にしていた方がよい。崩れる可能性はあり。崩壊の心配があるので、十分注意するか、セメントで固める。

2.少し穴を掘る
地下熱や水分調整のため、地面そのままよりも少し掘った方が良好である。

3.材料を重ねていく
材料の間に米ぬか、油粕、鶏糞を少量播き、材料を重ねていく。

4.ビニールやブルーシートを被せる
材料を重ね終わったら、少し上から押すか、踏み、上からビニールなどで覆い保温と水分蒸発を防ぐ

5.切り返しを行う
1~2週したら発酵熱が高まり60℃以上になったら切り返しを行う

6.何度も切り返しを行う
また、1~2週すると発酵熱が高くなるので、切り返しを行う。繰り返すと段々と発酵熱は下がるが、段々バラバラになり、黒くなっていく。2~3か月で堆肥となる。

4.木製型枠での作り方

コンクリートブロックより保温性は低くなりますが、大きく作ることが可能で、厚みをもったPDF材など使えば保温性は保てます。また木材のため、水分調整を行うことができます。
しかし、その分、耐久性はあまりないので、必要に応じて、ビニール保護や塗装などの処置が行える。

方法

1.木製の型枠を作成する
必要な大きさで、枠を作成する。べニア板、桟木などを使用して写真のように枠を作成する。

2.少し穴を掘る
水分調整のため、穴をあけた方がよい。木製のため、湿気ですぐに腐植するため、できるだけ湿気は避けるべきである。

3.材料を入れる
材料をサンドイッチ状に重ねていく、間に米ぬか、油粕、鶏糞を少量撒く

4.ビニールまたはブルーシートで被う
保温と水分蒸発を防ぐためビニールなどを被せる。

5.1~2週したら、切返しを行う
発酵熱が60℃以上になったら切り返しを行う

6.何度か切り返しを行う
堆肥になるまで、発酵熱はだんだん下がるが、1~2週したら切返しを行っていく。

5.ごみバケツ・ペールでの作り方

屋外用のごみ袋が入る大きいバケツやペールで作ります。
蓋つきのものだと、シートを被わなくていいのが子の作り方の特徴になります。そのため、追加投入が容易にでき、箱一杯になるまで、継ぎ足しができます。
その際には、毎回、米ぬかなどを振りかけると発酵促進になります。更に上から土をかぶせることで、匂い防止と保温・発酵促進につながります。
また切返し時にひっくり返すことで、天地が逆となりやり、混ぜやすいという利点があります。

方法

1.ごみ箱やペールを用意する
ホームセンターなどで売っている、ごみバケツやペールを用意します。できたら、四角や丸形の方が温度が逃げにくいのでお勧めです。また蓋がきちんとロックできるものを選びましょう

2.設置する場所を整地する
ごみ箱なので、設置する場所は平の場所の方が安定します。また、風などが強い場所では、少し掘って埋めた方がよいと思いますが、切り返しが面倒なので、蓋の上から重しでもいいと思います。

3.材料投入していく
このタイプは随時追加投入が可能なタイプなので、雑草や生ごみなどその都度入れ追加していきます。その上に、米ぬか、油粕、鶏糞を少量振りかけます。なくてもかまいません。最後に土を被せます。これはしておいて方が、ハエやアブなどが寄りにくいです。

4.切り返しを行う。
箱一杯になったら、切返しを行うます。米ぬかなどを投入時に追加している場合は発酵が進んでいると思います。バケツを上からスポッと抜ける場合は抜いてもらえばいいと思いますが、大抵のペールはしたがやや小さくなっているものになりますので、逆さにして抜きます。
その後に、かき混ぜます。適当でも天地が逆になったことで結構混ざります。
再度、ペールを設置して、その中に混ぜた材料を投入していきます。この時出来るだけ、詰め込んだ方が発酵促進は早いです。

5.何度か切り返し完成
2~3週したら、発酵熱がペールの外側でも感じられると思います。手を入れて熱くて耐えられないと感じたら60℃以上なので、再度切り返します。切返しを繰り返し完成です。

6.段ボール枠での作り方

段ボールを立てて枠を作り、その中で堆肥を作る方法です。簡単に出来るのがこの特徴です。
しかし、大きくて丈夫なものを用意した方がいいと思います。
中々大きくて丈夫なのは手に入れるのが難しいかもしれませんが、ホームセンターや電気店、ドラッグストアーなどに交渉してみてください。段ボールはいろいろなところで使われ、リサイクルされているので、容易に手に入りますよ。

方法

1.枠作り
段ボールの底と蓋を立てます。ガムテープで固定し、筒状のものを作ります。

2.設置する場所の整地
段ボールなので湿気を嫌います。なので少し穴を掘った方がいいでしょう。また段ボールの接地面はできたら、コンクリートブロックやビニールなどを噛ませた方が、腐植しやすいので多少耐久性は持ちます。

3.材料を投入する
材料の水分には気を付けた方がいいです。雑草は気にせず投入して大丈夫ですが、落ち葉や枯草などは事前にビニール袋などで水分を調整してから投入をお勧めします。
また生ごみ投入の場合は、段ボールコンポストで行うことをお勧めします。
投入後、上から段ボールの板か、ビニールで保温します。
屋外設置の場合は雨よけに、ビニールやブルーシートで全体を覆います
屋内設置の場合は追加投入が可能で、その際に少し掻き回し水分を均一にします。

4.切返しを行う
箱が一杯になったり、1~2週し発酵熱が高くなったら切り返しを行います。
手袋でそのまま、中身を混ぜるのがいいと思います。
簡単な方法では外で箱ごとひっくり返し混ぜて戻す方法だと思います。

5.何度か切り返しを行い完成
しばらくして、再度発酵熱が高くなりますので、その後も何度か切り返しを行います。
次第に黒く小さくなっていきますので、そしたら完成です。

7 段ボール枠とビニール袋での作り方

段ボールを枠として使用し、屋内でも作れるように考えました。
実際に作るのに使うのは、厚手のビニール袋の中で作ります。
段ボールは枠として使用し、高さや積み重ねのために使用するのと、保温性を保つのに使用します。寒く発酵しないようなら、さらに段ボールで覆い保温を高めます。
底も立てずに塞ぎます。

方法

 1.枠を作る
段ボールの底は塞いでください。上部だけ空いた状態にし、上部はガムテープで止めます。

2.ビニール袋の設置
厚手のビニール袋を用意。家庭用ごみ袋でも可能ですがあまり薄いのは切れますので気を付けてください。
段ボール枠の中に口を広げて設置します。

 3.材料を投入する
材料を投入しますが、水分は注意が必要です。
十分に水気をとってから投入してください。
また、生ごみは無理です。
追加投入可能なので、その都度追加する場合は、米ぬか、油粕、鶏糞をその都度少量入れるとよく発酵します。

 4.ビニールの口を締める
投入したらビニールの口を空気を入れて閉じます。段ボールの蓋も閉じ、そのままか必要にお応じて保温します。
空気を入れて口を締めれば匂いもせず、台所でも可能です。

 5.切り返しをする
一杯になったら、切返しを行います。袋ごと取り出し、一度口を開け空気を取り込んでから、振って中身を混ぜます。
再度容器に入れて、切返しを繰り返します。

 6.何度か切り返しを繰り返し、完成
発酵熱が高くなり手を入れて耐えらえくなったら、再度また切返しを行います。何度か切り返しを行ったら完成です。

8.段ボールコンポストでの作り方

段ボールコンポストでの作り方は、ちょっと特殊になります。生ごみ処理として考えされたもので、いろいろなサイトで紹介されております。ここでも簡単に紹介させてもらいます。

生ごみは水分が90%くらいあるので、普通の作り方ではむずかしいので、このコンポストを使います。

このコンポストなら、台所において作ることも可能で、ほとんど匂いがしないのが特徴です。

方法

1.段ボールコンポストを作る
厚手の段ボール箱を用意します。大きさはみかん箱くらいかそれよりも小さくて可能です。
底を塞ぎ、さらにもう一枚底を段ボールでつくり、2重にします。上部は立てガムテープで止めます。

2.コンポストの蓋を用意する
蓋は箱より一回り大きい段ボールがいいと思います。逆さにして、そのまま被せます。
なければ、古いTシャツか網戸など通気性の良いものを用意するとよいでしょう。

3.資材を入れて準備する
水分を吸収し発酵促進させる資材を入れます。

材料
もみ殻燻炭  1
ピートモス      1

材料を混ぜ、箱の半分くらいまで入れます。

4.設置する
台所の隅でも台所の隅でも可能ですが、屋外では保温性の確保と雨に当たらない場所に置くことが必要です。
下に台を設置し通気性を確保させます。風通しの良い場所に置きます。

5.生ごみを入れる
水気をしっかりと切り、生ごみをその都度(毎日でも大丈夫)投入し、その都度掻き混ぜる。

6.分解が遅くなったら
投入してから1週間後くらいから、発熱し30℃くらいまでになり分解します。
2~3か月すると分解スピードも落ち、温度も上がりにくくなり、塊が多くなります。

7.放置して完成
分解速度が遅くなったら、良く掻き回し、そのまま蓋をして1か月放置します。

9.土嚢袋での作り方

ホームセンターで売っている土嚢袋って知っていますか?白色だったり、茶色だったりする袋です。通気性があるのでこれでも、作ることが可能です。
一袋20円くらいで売ってます。

落ち葉とか、雑草とか皆さんどうやって拾ってますか?

私は土嚢袋で拾ったりしているのですが、拾ってきた土嚢袋の中で堆肥なったらいいなと思いやってみました。

何個かまとめて、上からブルーシートで覆い可能でしたが、
通気性が良すぎる?
発酵熱が保ちにくい様子があったような気がしました。

また、紫外線にはこの袋弱いみたいですね。何度か使ったり、そのまま放置したら、堆肥化されたまま、袋がボロボロになっていた。そのまま土にかえれば最高ですが、その辺はわかりませんでした。

作り方は簡単すぎるので、書きません。

落ち葉や雑草入れて、米ぬか、油粕、鶏糞を入れてちょっと混ぜました。
水は適度に入れました。
乾燥に弱いので、ビニール保護が必要ですね。

10.市販コンポストでの作り方

市販で売っているのに作り方を載せる必要があるかわかりませんが、載せておきます。

通常の使い方としては、
雑草、落ち葉、収穫残渣を投入後、土を上から被せる

だと思います

これで使っていましたし、できます。

でも時間がかかります。

まあ、一杯になるのに時間がかかりますからいいんですけどね。

せっかくなので

堆肥容器として使用の方法

1.設置する
設置する場所を平らにする。設置場所を掘る必要性はあまりないですが、掘ってもいいです。

2.材料を投入する
雑草や落ち葉などその都度投入する。その時米ぬか油粕、鶏糞を振りかけ、上から土を被せる。
こうすることで、発酵促進され短時間で出来ます。土はかけた方が重しとなり、保温となり発酵促進されますね。

3.切り返し
いっぱいになったら、コンポストをどかし、切り返しを行い、中に戻してしばらくそのまま放置します。切り返しを行うことで早く堆肥になります。

4.何度か必要に応じて切り返し完成
堆肥になるまで切り返しを行います。完成させます。

いま、思いついたり、実践、実験してきたのはこのくらいです。
また、思いついたり、実験したことは報告したいと思いますので、他のところも見てください。

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