堆肥とは何?基本的なことを知る

kitchen-garden堆肥作り

堆肥がどんなものか知っていますか?

堆肥とは、本来自然界でできるものです。
森や林などで、落ち葉や枯れた草木、折れた枝などが地面の上に堆積されることで、重なり合い、微生物や細菌、昆虫などの働きで、ゆっくりと堆積された物が土に還っていきます。

その際に栄養がしっかりと入っていて、保水力も保たれ、通気性も良好な、土壌へと変わっていきます。そんな土があるところでは、さらに昆虫などの住処になりより多くの効果が得られ、自然のサイクルとした機能していきます。

その自然のサイクルを人工的に短時間で作る方法を堆肥作りといいます。

作り方としては、落ち葉や雑草や生ごみなどを素材として、発酵促進材料の米ぬかなどを入れて、微生物が活動しやすい、ご飯を作り、また増えやすい環境を作るため、水を入れたり、空気を入れたりします。また高温になる必要性があるので、高温になれるように、容器などにも工夫が必要になります。方法はいろいろあります。木枠や柵、バケツ、容器などいろんなもので堆肥は作れてしまいます。

ここでは堆肥についてや、いろいろな方法で作る”堆肥づくり”を紹介したいと思います。
ぜひとも読んでみてください!堆肥作りが楽しくなりますよ!

 

堆肥の効果って何?

1.堆肥の団粒構造が柔らかい土にしてくれる

土を長年使っていくと土も痩せ、水はけも悪く、肥料の持ちも悪く、硬い土になってきまなります。
堆肥が入ることで、堆肥の団粒構造が、隙間を作り、ふわふわした柔らかい土を構成してくれます。毎年少しづつでも足していくことで、団粒構造が増えるため、更に隙間が作られ、より柔らかい土に変わっていきます。

2.良性な微生物が増え病気を抑える

堆肥そのものが出来上がる際に、作物の害になる病原菌が熱により死滅されます。また堆肥は土中の中にいる微生物やミミズの良い餌になりますので、更に良好な土へと還り、食物にとって理想的な環境が整っていきます。そのため、しっかりと根が張り、葉も生い茂り、立派な実をつけ、病気になりにくい環境を作ってくれます。連作障害などを改善してくれます。

3.肥料の持ちを良くしてくれる

土中の窒素やカリ、リン、そしてミネラルなどの植物が育つうえで必要な要素を、堆肥の団粒構造の中に蓄えることができ、肥料の流出の改善につながり、必要な肥料が植物に取り入れられしっかりと成長できることにつながります。また化学肥料で痩せた土も改善します。

4.作物に良い養分を提供してくれる

化学肥料と違い、堆肥には化学肥料ほど多くはないですが、窒素・リン・カリなどの3要素のほかにミネラル(カルシウム・マグネシウム・鉄・銅・亜鉛・マンガン)が含まれています。
窒素・リン・カリの3要素が化学肥料ほど多くなく、効果もゆっくりと効きますので、肥料焼けを起こすことがないです。
またミネラルが入っていることで、作物の色付きを良くしたり実を甘くさせたり、しっかりした葉や茎になったりと作物を作るうえではとても重要な要素が入っています。

5.土の保温力を高めてくれる

土の色が黒褐色なため、紫外線や赤外線を溜め易く、熱エネルギーを蓄積させることができます。また団粒構造が空気や水を溜めているので、それらも温め、保温することで、より冷めにくく一定温度を保てる構造にしてくれます。そのため、急激な温度変化にも対応ができるので、微生物の活動も守ることができます。

以上が堆肥を使う上での利点となります。調べればもっといろいろと出てくるんでしょうけど、きりがないのでこの辺にしておきましょう。

結論は堆肥は素晴らしいもの!使わないと損です。

 

堆肥の種類について

堆肥がとても良いものということは解りましたね。では次に、堆肥にも種類があることを知りましょう!

実は堆肥は、堆肥にする材料が違うと、材料の効果が出るので、違う効果を持つ堆肥になります。

使う材料は、家畜の糞(豚、鶏、牛の糞でも違う効果になります)、もみ殻、米ぬか、麦やおが屑、落ち葉、枯れ葉、雑草、選定枝、生ごみ、段ボールや新聞紙など自然に帰れるものなら何でも材料になります。

一般的に手に入る堆肥について載せておきます。

家畜堆肥牛や鶏、豚の糞から作られます。牛糞堆肥は要素のバランスが良いです。
パーク堆肥樹皮に肥料を加えて発酵させて作ったもの
落ち葉堆肥落葉樹の葉で作った堆肥で、樹木により向き不向きがあります
雑草堆肥庭などに生える植物を発酵させて作った堆肥です
生ごみ堆肥家庭から出る生ごみに有機微生物を添加して作ったものです
ミミズ堆肥生ごみや新鮮な草などを餌として分解し、糞として排出されるものが堆肥となります

身近なもので、簡単に作れるものから、専門的に販売しているものまでいろいろあります。

せっかくなのでいろいろ作ってみるのも楽しいですよ。

作り方については、少しですが載せていますので、是非参考にしてみてください。

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